海上保安大学校や海上保安学校では、その課程の中でこれらの資格(海技士、無線通信士、事業用操縦士等)を取得していきますが、すでに資格を保有している方を採用した上で、必要な教育を行っているのが海上保安学校門司分校(福岡県)です。
▲けん銃射撃訓練 |
研修では、法学(国際法、刑事訴訟法等)、海難救助、海上犯罪捜査・鑑識などの知識・技能を修得するほか、けん銃射撃、逮捕術などの訓練で気力・体力を錬成します。また、乗船実習、現地実習などを通じて巡視船艇等の運用技能や実務を身につけます。
研修終了後は、巡視船艇における海難救助、犯罪捜査や海上交通センターにおける航行管制など、採用時の区分に応じて全国各地で海上保安業務に従事します。
▲海上保安学校門司分校
■ある日のスケジュール(門司分校日課表)
待遇
- 海上保安大学校、海上保安学校、海上保安学校門司分校ともに入学金、授業料等は一切不要です。学校生活に必要な制服や寝具類は貸し出されます。ただし、教科書、食費、身の回り品などは自己負担です。
- 海上保安大学校、海上保安学校では毎月約14万円の給与が支給され、このほかに期末手当、勤勉手当(いわゆるボーナス)が支給されます。なお、海上保安学校門司分校では、入校までの職務経歴に応じた給与などが支給されます。
- 入学と同時に国家公務員としての身分が保障され、国土交通省共済組合員としての社会保障が受けられます。
■試験日程
海上保安 大学校 |
海上保安学校 | 海上保安学校 (特別) |
海上保安学校 門司分校 |
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受付期間 | 8月30日〜 9月11日 |
7月24日〜 8月7日 |
4月2日〜 9日 |
5月下旬〜 6月上旬 |
10月中旬〜 10月下旬 |
第1次試験 | 11月3、4日 | 9月30日 | 5月20日 | 7月上旬 | 11月中旬 |
第2次試験 | 12月21日 | 10月24日〜 27日 |
6月15日〜 22日 |
第1次試験日の翌日 | |
第3次試験 (航空課程のみ) |
− | 12月15日〜 20日 |
− | − | − |
合格者発表 | 平成20年 1月24日 |
11月15日 (航空課程) 平成20年 1月24日 |
7月18日 | 8月上旬 | 未定 |
■受験資格
海上保安大学校 | 昭和62年4月2日以降生まれで高校卒または平成20年3月までに高校卒業見込みの者など |
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海上保安学校 | 昭和59年4月2日以降生まれで高校卒または平成20年3月までに高校卒業見込みの者など |
海上保安学校 (特別) |
昭和58年4月2日以降生まれで高校卒または平成19年9月までに高校卒業見込みの者など(申込受付終了) |
海上保安学校門司分校 (有資格者採用) |
試験区分ごとに異なります。詳細はお問い合わせください。 |
■お問い合わせ先
学生採用試験関係 | 総務部教育訓練管理官付学校教育係 TEL:03-3580-0936(直通) |
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有資格者採用試験関係 | 総務部人事課任用係 TEL:03-3591-6361(内線2540〜2542) |
海上保安庁ホームページ | http://www.kaiho.mlit.go.jp/ |
海上保安大学校ホームページ | http://www.jcga.ac.jp/ |
海上保安学校ホームページ | http://www.kaiho.mlit.go.jp/school/index.html |
海上保安学校門司分校ホームページ | http://www.kaiho.mlit.go.jp/school/moji/ |