海上保安レポート 2004
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●長官からのメッセージ

■TOPICS 海上保安の1年

■数字で見る海上保安庁
■海上保安庁の体制・業務
■特集 海の犯罪・海保の対応
■本編

・海上交通の安全のために
・人の命を救うために
・安心できる暮らしと環境を守るために

・国内外関係機関との連携・協力
・海上保安庁を支える装備等
・海上保安官になるために

●海上保安Q&A
●船艇紹介
●地方探訪
●航空機の歴史


本編 > 安心できる暮らしと環境を守るために > 2 > 4 > [3] 地球温暖化などの地球環境問題への取組み 


 地球温暖化は、各種の地球環境問題の中でも大きな問題です。地球表面の7割を占める海洋の状況は、地球温暖化と大きく関連していると考えられており、海上保安庁は、そのメカニズムを解明するために、太平洋沿岸国が実施しているWESTPAC(西太平洋海域共同調査)に参加しています。この共同調査では、本州南方海域における水温、塩分、海流などのモニタリング観測を行っています。
 また、地球温暖化によって生じる可能性がある海面上昇の実態把握などのために、日本全国29カ所と南極昭和基地での潮位観測を行ったり、日本全国5カ所で地球重心からの海面の高さの絶対値の計測を行っています。
 さらに、気候変動の予測精度向上を目的とする「高度海洋監視システムの構築(アルゴ計画)」に参加し、野島埼と八丈島に海洋短波レーダーを設置して、黒潮のリアルタイム監視を行っています。このデータはインターネット等を利用して常時情報提供しております。

【海洋短波レーダーによる表層流観測】

【海洋短波レーダーによる表層流観測】

地方探訪 たこたこ揚〜がれ「海のもしもは118番」