海上保安レポート 2004
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●長官からのメッセージ

■TOPICS 海上保安の1年

■数字で見る海上保安庁
■海上保安庁の体制・業務
■特集 海の犯罪・海保の対応
■本編

・海上交通の安全のために
・人の命を救うために
・安心できる暮らしと環境を守るために

・国内外関係機関との連携・協力
・海上保安庁を支える装備等
・海上保安官になるために

●海上保安Q&A
●船艇紹介
●地方探訪
●航空機の歴史


本編 > 安心できる暮らしと環境を守るために > 1 > 事故災害対策 > 4 船舶火災の発生状況


 平成15年は、船舶火災が122件発生しました。船舶火災件数を船種別に見ると、漁船が69件と依然として多く、全体の57%を占めています。
 海上保安庁では、全国各地の海上保安部署に消防船艇を始めとする消防能力を有する巡視船艇を配備し、消火や延焼の防止のための措置等を講じています。

船舶の火災事故件数

船舶の火災事故件数


ケミカルタンカー爆発・火災
 平成15年12月24日、山口県周南市沖において、パナマ籍ケミカルタンカー「SUN VENUS」(総トン数4,356トン、19人乗組み)が爆発炎上し、乗組員2人が行方不明との通報がありました。海上保安庁は、直ちに巡視船艇・航空機を急行させ、消火活動、行方不明者の捜索を行うとともに、特殊救難隊及び機動防除隊により、二次災害の防止、事故原因の調査などを実施しました。

爆発により破損した船体の状況

(写真)爆発により破損した船体の状況

タンクのガス検知を実施する機動防除隊

(写真)タンクのガス検知を実施する機動防除隊