海上保安レポート 2004
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●長官からのメッセージ

■TOPICS 海上保安の1年

■数字で見る海上保安庁
■海上保安庁の体制・業務
■特集 海の犯罪・海保の対応
■本編

・海上交通の安全のために

・人の命を救うために
・安心できる暮らしと環境を守るために
・国内外関係機関との連携・協力
・海上保安庁を支える装備等
・海上保安官になるために

●海上保安Q&A
●船艇紹介
●地方探訪
●航空機の歴史


本編 > 海上交通の安全のために > 1 > 4 > [3] 地球環境に配慮した事業の推進


 二酸化炭素の排出量の削減のため、航路標識用電源として、太陽光発電を利用するなどのクリーンエネルギー化を進めています。また、これに合わせて、従来使用してきた使い捨て電池(特別管理産業廃棄物)の全廃を目指し、環境負荷の軽減にも正面から取り組んでいます。


〜日本最大の太陽光発電灯台(草垣島灯台)〜
 平成15年12月、草垣島灯台の電源が変更され、縦2m、横1.2mのソーラーパネル30面(出力7,920W)を設置する日本最大の太陽光発電灯台が誕生しました。
 草垣島灯台は、鹿児島県薩摩半島の西南西約90kmに、高さ100m前後の絶壁に囲まれた周囲約3kmの上ノ島の頂上にそびえ立っています。
 この島は、無人島であり商業電力が確保できないため、年間ドラム缶約50本分の燃料を使用するディーゼル発電機によって灯台を運用していましたが、この太陽光発電によって、化石燃料を使用せず二酸化炭素を排出しないクリーンエネルギーで運用することができるようになりました。
 

(写真)