Column Vol.11
明治の灯りを再現
第四管区海上保安本部
明治の灯りを再現
第四管区海上保安本部
第四管区海上保安本部では、平成25年11月2日及び3日、年間40万人以上が訪れる人気観光地である「博物館明治村」(愛知県犬山市)で、145周年灯台記念日のイベントを実施しました。
博物館明治村には、明治3年3月5日に我が国で3番目に点灯した「旧品川灯台」をはじめとして、明治6年7月1日に初点灯した「菅島灯台」の附属官舎など航路標識にゆかりのある建物が移築保存されており、旧品川灯台や旧菅島灯台附属官舎は、重要文化財に指定されています。
今回のイベントでは、明治期から昭和40年代まで使用されていたアセチレンガス灯器を復元させ、当時の灯りを再現する点灯展示を行いました。このアセチレンガス灯器は、明治期から航路標識用アセチレンガスを海上保安庁へ納入していた民間事業者や、実際にアセチレンガス灯器の手入れをしていた海上保安庁OBの協力により復元されたものです。
当日は、アセチレンガス灯器による明治の灯り、LED灯器による最新の灯り、職員お手製のキャンドルによる手作りの灯りにより、旧品川灯台前の会場や、それに続く歩道を装飾しました。この幻想的な光の世界が、来訪者を魅了していました。
なお、日中は、パネル展示などによる業務紹介や制服試着などのイベントも行われ、2日間で3,000人を超える来訪者に海上保安業務の一端を紹介することができました。
灯りに照らされた旧品川灯台 |