海上保安庁では、様々な手段を用いて、航海の安全に必要な情報を迅速かつ確実に提供し、船舶事故の未然防止に努めています。
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6 交通の安全を守る
CHAPTER IV 航行の安全のための情報提供
海上保安庁では、様々な手段を用いて、航海の安全に必要な情報を迅速かつ確実に提供し、船舶事故の未然防止に努めています。 ■ 1 沿岸域情報提供システム(MICS)
海上保安庁では、プレジャーボート、漁船等の船舶運航者や磯釣り、マリンレジャー愛好者の方々に対して、全国各地の灯台などで観測した風向、風速、波高などの局地的な気象・海象の現況、海上工事の状況、海上模様が把握できるライブカメラなど、海の安全に関する情報をリアルタイムで提供する沿岸域情報提供システム(MICS)を運用しています。 MICSの情報は、主にwebサイト(パソコン、携帯電話)で提供しており、そのうち利用者のニーズが高い気象・海象の現況については、テレホンサービスや無線電話でも提供し、「誰もが簡単に」「必要な情報を必要な時に」「誰でもわかりやすく」入手することができます。 更に利便性の向上を図るため、平成25年7月からweb画面の全国統一化及び24時間体制で海上保安庁が発表する緊急情報等を、電子メールを使用してリアルタイムで携帯電話に配信する情報提供サービスを全国展開しています。 ■ 2 水路図誌、水路通報、航行警報
海上保安庁では船舶交通の安全を確保するため、以下の情報を提供しています。 水路図誌
水深や潮流、潮汐、港湾の状況等の情報を、海図、水路書誌といった水路図誌として提供しています。 水路通報
測量の成果で得られた水深情報など、水路図誌を最新の状態に維持するための情報、海上での工事・作業等の一時的な情報を水路通報としてインターネット等で提供しています。平成25年は約2万7千件を提供しました。 航行警報
航行の障害となる漂流物の存在など、緊急に周知が必要な情報を衛星通信、無線放送、インターネット等により航行船舶に対し提供しています。 さらに、水路通報及び航行警報を視覚的に迅速的確に把握できるように表示した図をインターネットで提供しています。
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