海上保安レポート 2014

はじめに


TOPICS 海上保安の一年


特集 海上保安庁の精神 正義仁愛


海上保安庁の任務・体制


■本編

1 治安の確保

2 生命を救う

3 青い海を守る

4 災害に備える

5 海を知る

6 交通の安全を守る

7 海をつなぐ


目指せ! 海上保安官


語句説明・索引


図表索引


資料編

特集 海上保安庁の精神 正義仁愛
特集 海上保安庁の精神 正義仁愛
特集 海上保安庁の精神 正義仁愛

海上保安庁は、昭和23年5月1日に発足し、同年5月12日、大久保武雄初代海上保安庁長官の手により、庁舎屋上に庁旗が掲揚されました。以来、海上保安庁では、5月12日を「開庁記念日」と位置づけ、平成12年以降は、海上保安庁の役割、活動をより一層理解していただき、地域の方々に広く親しまれるよう、「開庁記念日」を「海上保安の日」としています。

海上保安庁発足の日、大久保武雄初代海上保安庁長官は、職員を前に「海上保安庁の精神は“正義と仁愛”である」と訓示しました。以来、「正義仁愛」という言葉は、海上保安庁の精神として、個々の海上保安官に浸透するとともに、海上保安庁の伝統として脈々と受け継がれています。

『「正義」とは、海上治安維持のよって立つ精神であり、「仁愛」とは、人命保護と航行安全の象徴』です。海上保安庁の業務には、正義の信念と厳しい行動が要請され、また、仁愛の情と献身の勇気が必要とされます。

海上保安庁は、海上の安全と治安の確保を図るため、これまでも、そして、これからも、「正義仁愛」の精神を持って、様々な海上保安業務に適切に対応していきます。