海上保安庁では、新たな技術を活用した航路標識の開発及び機能向上等を行うとともに、地球温暖化対策の一環として二酸化炭素排出低減のための対策や、災害発生時における救助・救難活動、緊急物資の海上輸送における安全確保のための所要の整備を行っています。
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07 交通の安全を守る
CHAPTER5 航路標識の省エネ・エコロジー化
海上保安庁では、新たな技術を活用した航路標識の開発及び機能向上等を行うとともに、地球温暖化対策の一環として二酸化炭素排出低減のための対策や、災害発生時における救助・救難活動、緊急物資の海上輸送における安全確保のための所要の整備を行っています。 1 航路標識用電源のクリーンエネルギー化
災害発生時の停電等に左右されることなく安定的な電源供給が可能で、発電時に二酸化炭素を排出しない太陽電池等のクリーンエネルギーを平成21年度は108か所で導入し、平成22年3月末現在で航路標識の約75%がクリーンエネルギー化されました。 2 航路標識用光源の高効率化
航路標識用光源をこれまで使用していた白熱電球から、省エネ効果が高く視認性の良いLED(発光ダイオード)等への変更を進めており、平成21年度は210か所の航路標識で整備を行いました。なお、灯浮標や浮体式灯標については、平成21年2月をもって全ての整備が完了しました。 3 航路標識の耐震、耐波浪補強
設置時からの経年劣化等により、地震や高波の影響で倒壊等のおそれがある航路標識施設について、平成21年度は33か所で耐震、耐波浪補強を実施しました。
引き続き、航路標識からの二酸化炭素排出量を低減し地球温暖化の防止に努めるとともに、災害に強い航路標識を整備します。平成22年度は航路標識の省エネ・エコロジー化を114か所で、航路標識施設の耐震、耐波浪補強を16か所で実施します。 |