平成21年中の海難船舶隻数は2,549隻と、平成20年に比べ135隻増加しましたが、過去10年間においては、平成20年(2,414隻)、平成17年(2,482隻)、平成18年(2,544隻)に次いで4番目に少ない海難船舶隻数となっています
- 海難船舶隻数…2,549隻(前年比135隻〈6%〉増加)
- 死者・行方不明者を伴う海難船舶隻数…54隻(前年比1隻〈2%〉増加)
- 海難による死者・行方不明者数…143人(前年比19人〈15%〉増加)
■ 船舶種類別死者・行方不明者数
死者・行方不明者は、漁船が68人と全体の48%を占めており、次いで貨物船が38人(全体の27%)となっています。特に貨物船の死者・行方不明者は、一度に多数の死者・行方不明者が生じる海難が発生したこともあり、平成20年(6人)に比べ32人増加しました。
■ 海難の原因別発生状況
発生原因としては、人為的要因が全体の76%を占め、その中でも特に見張り不十分が21%と一番多く、次いで操船不適切が14%と基本的なミスによる海難が目立っています。