第九管区海上保安本部では「ライフジャケット着用推進キャンペーン」として何か目立つものにライフジャケットを着用させたら広く一般市民に対しアピールできるのではと考え、白羽の矢を立てたのが「フライドチキンチェーン」のおじさんの人形と「かに料理チェーン」の大きなカニ看板でした。それぞれの担当者にお願いしたところ、どちらも快く全面協力を引き受けてくれました。
まずはゴールデンウィーク中「チキンと着用!ライフジャケット!!」をキャッチコピーに、新潟市内5店、上越市1店の計6人のおじさん人形にライフジャケットを着用してもらい、4月29日には街頭でのキャンペーンを実施しました。ライフジャケット着用を訴え、爽やかに笑うおじさん人形は「これで阪神が優勝して道頓堀に投げ込まれても大丈夫!」と安心しているようにも見えました。ちなみにうみまるもキャンペーンに参加したのですが、主役を奪われちょっと寂しそう…。
次はマリンレジャー最盛期を迎える7月3日、かに料理チェーンのカニ看板にライフジャケットを着せ、「ライフジャケット これを着タラバ ズワイ丈夫!」キャンペーンを行いました。目玉のカニ看板は横幅5mもある大物だけに、ライフジャケット作成には悪戦苦闘。しかしながら、その視覚的効果は絶大で、街行く人々の興味を引きつけ、新聞・テレビにも多く取り上げられました。また、「カニは溺れないのでは?」の質問に「海の生き物と言っても油断は禁物です。」と答えた課長の言葉に一同感心。