海上保安レポート 2018

はじめに


海上保安制度創設70周年記念特集
海洋の安全・秩序をつなぐ〜70年の礎とともに〜


海上保安官の仕事


海上保安庁の任務・体制


■本編

1 領海・EEZを守る

2 治安の確保

3 生命を救う

4 青い海を守る

5 災害に備える

6 海を知る

7 海の安全を創る

8 海をつなぐ


語句説明・索引


図表索引


資料編

特集 海洋の安全・秩序をつなぐ〜70年の礎とともに〜 > 特集1 海上保安庁のあゆみ > 厳しさを増す我が国周辺海域情勢
特集 海洋の安全・秩序をつなぐ〜70年の礎とともに〜
特集1 海上保安庁のあゆみ
厳しさを増す我が国周辺海域情勢
厳しさを増す我が国周辺海域情勢
主な出来事
主な出来事
組織・装備
  • ■不審船・工作船への対応
    • ●大型ジェット飛行機「ガルフV」就役(平成17年1月)
    • 大型ジェット飛行機「ガルフV」就役
      大型ジェット飛行機「ガルフV」就役
    • ●高速高機能型巡視船等の就役(平成17年3月)
  • ■テロ・国際組織犯罪等への対応
    • ●本庁警備救難部を再編(平成13年4月)
    • ●国際組織犯罪対策基地を設置(平成14年4月)
  • ■海上保安業務の進化に伴う組織変更
    • ●水路部から海洋情報部へ名称変更(平成14年4月)
    • ●灯台部と警備救難部航行安全課を統合し交通部の発足(平成15年4月)

正義仁愛
大久保武雄初代海上保安庁長官直筆の「正義仁愛」の書
大久保武雄初代海上保安庁長官直筆の「正義仁愛」の書

海上保安庁発足の日(昭和23年5月1日)、大久保武雄初代海上保安庁長官は、「海上保安庁の精神は“正義と仁愛”である」と訓示しました。正義とは、海上治安維持のよって立つ精神であり、仁愛とは、人命保護と航行安全の象徴です。

発足以来、海上保安庁の業務は時代に合わせて変わりつつありますが、正義仁愛という言葉は、個々の海上保安官に浸透するとともに、海上保安庁の伝統として、今も脈々と受け継がれています。


海上保安庁の徽章に用いられた梅の花
職員章
職員章

大久保武雄初代海上保安庁長官は、海上保安庁の徽章(きしょう)に、『梅』を選びました。『梅』は、寒風の中、百花に先んじて花を咲かせ、芳しい香りを放ち、その実は常に民衆とともにあるという花であり、大久保長官は、この『梅』こそが海上保安庁にふさわしい花であると考えました。


Sマーク
「Sマーク」を標示する巡視船、ヘリコプター
「Sマーク」を標示する巡視船、ヘリコプター

昭和59年、他機関と合同で救助作業を行う場合など、海上保安庁の所属であることの識別を容易にするとともに、その活動状況の国民への周知と現場職員の士気の高揚を図ることを目的として、巡視船、航空機等に「Sマーク」の標示を始めました。この「S」には、海上保安庁の業務である「Security」「Search & Rescue」「Safety」「Survey」と、モットーである「Speed」「Smart」「Smile」「Service」それぞれの頭文字を表しています。


ロゴマーク
JCGロゴ

平成12年、海上保安庁の基本的使命、業務遂行の基本方針を明らかにし、当庁が国民に親しまれ、より理解されることを目的としてロゴマーク及びキャッチコピー「愛します! 守ります! 日本の海」を制定しました。

ロゴマークの「JCG」は海上保安庁の英文名称である「Japan Coast Guard」の頭文字を、その色は厳しい環境の中で使命感・正義感に燃えて業務の遂行にあたる海上保安官の情熱を「赤」で表現したものです。また、波の形は、海上保安庁の使命に加え、常に変化する国内外の諸情勢も意味し、波の上にJCGを表現することで、海上保安庁が激動を続ける社会情勢や環境の変化に的確に対応し、使命を遂行する姿を表現しています。



2000年代の写真