災害には、船舶の衝突や乗揚げ事故に伴う油の流出などによるものや、台風や地震などの自然現象によるものがあります。このような災害が発生した場合、海上保安庁では海上においてはもちろんのこと、都道府県等から要請を受けるなどした場合は、内陸部においても被災者の救出や救援物資の輸送などの救援活動を実施しています。
ここでは、昨年発生した「平成20年(2008年)岩手・宮城内陸地震」における海上保安庁の対応をご紹介します。
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特集2 事故・災害に対する海上保安庁の備え > 1. 「平成20年(2008年)岩手・宮城内陸地震」の概要
特集2 事故・災害に対する海上保安庁の備え
地震への備え〜平成20年(2008年)岩手・宮城内陸地震への対応について〜
災害には、船舶の衝突や乗揚げ事故に伴う油の流出などによるものや、台風や地震などの自然現象によるものがあります。このような災害が発生した場合、海上保安庁では海上においてはもちろんのこと、都道府県等から要請を受けるなどした場合は、内陸部においても被災者の救出や救援物資の輸送などの救援活動を実施しています。 ここでは、昨年発生した「平成20年(2008年)岩手・宮城内陸地震」における海上保安庁の対応をご紹介します。 1 「平成20年(2008年)岩手・宮城内陸地震」の概要
平成20年6月14日午前8時43分頃、岩手県内陸南部を震源とする地震が発生(震源の深さ8キロメートル、マグニチュード7.2推定)、岩手県奥州市衣川区及び宮城県栗原市一迫で震度6強を観測しました。この地震により、人的被害は死亡者13名、行方不明者10名、負傷者451名にのぼり、住宅は173棟が全壊又は半壊しました。 |