海上保安レポート 2009
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はじめに


TOPICS 海上保安の一年

特集


海上保安庁の任務・体制


■本編

治安の確保

領海等を守る

生命を救う

青い海を護る

災害に備える

海を識る

交通の安全を守る

海を繋ぐ


目指せ!海上保安官


語句説明・索引


図表索引


資料編


特集2 事故・災害に対する海上保安庁の備え > 3. 孤立者の救助
特集2 事故・災害に対する海上保安庁の備え
地震への備え〜平成20年(2008年)岩手・宮城内陸地震への対応について〜
3 孤立者の救助

今回の地震では、土砂崩れによりいたるところで道路が寸断され、内陸部の住民が孤立したことから、岩手県や宮城県から海上保安庁などに対して、災害対策基本法に基づく孤立した住民の救出等が要請されました。海上保安庁では、6月14日から6月20日までの間、ヘリコプターを投入し災害応急活動にあたり、被災地の校庭などに着陸し、住民をヘリコプターに乗せて安全な地区まで搬送したほか、震源地近くの岩手県一関市厳美町祭畤地区では、ヘリコプターの着陸が困難な状況にあったことから、吊り上げによる孤立者の救助を実施しました。

今般の地震における海上保安庁のヘリコプターによる災害応急活動は、孤立した住民153名の救出、市職員等35名の輸送及び約100キログラムにもおよぶ救援物資の輸送になりました。

孤立者の救助 孤立者をヘリコプターに吊り上げている状況
▲孤立者の救助 ▲孤立者をヘリコプターに吊り上げている状況