海上保安レポート 2009
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はじめに


TOPICS 海上保安の一年

特集


海上保安庁の任務・体制


■本編

治安の確保

領海等を守る

生命を救う

青い海を護る

災害に備える

海を識る

交通の安全を守る

海を繋ぐ


目指せ!海上保安官


語句説明・索引


図表索引


資料編


特集2 事故・災害に対する海上保安庁の備え > 2. 「ナホトカ号海難・流出油事故」等を踏まえた対応
特集2 事故・災害に対する海上保安庁の備え
油等の流出事故への備え〜被害を最小に食い止める〜
2 「ナホトカ号海難・流出油事故」等を踏まえた対応

ナホトカ号海難・流出油事故」及び「ダイヤモンド・グレース号油流出事故」を踏まえ、今後の再発防止対策及び流出油防除対策等を総合的に検討するため、運輸技術審議会総務部会に「流出油防除体制総合検討委員会」が設置され、8回にわたる審議を重ねた結果、平成9年12月、同委員会において「流出油防除体制の強化について」が取りまとめられました。

海上保安庁等では、当該報告書において指摘された事項を踏まえ、以下の体制強化を図っています。

海上保安庁等における主な体制強化
●中ノ瀬西側海域における航法
中ノ瀬西側海域における航法

また、大型タンカー等の航行安全対策についても検討が行われました。「ダイヤモンド・グレース号油流出事故」を契機に運輸省(当時)内に「東京湾等輻輳海域における大型タンカー輸送の安全対策に関する検討委員会」が設置され、主な安全対策として
「東京湾中ノ瀬西側海域における航法」について航法指導を図ること
より一層の船舶交通の安全を確保するため、中ノ瀬西側海域に船舶交通の整流を図る目的で3基の灯浮標を設置すること
が決定しました。

海上保安庁では、この提言等を踏まえ、新たな交通ルールの設定と航行環境の整備を図りました。

機動防除隊