日韓海上保安当局間長官級協議
海上保安庁と韓国海洋警察庁に共通する幅広い分野での一層の相互理解・業務協力の推進を目的として、平成11年に第1回の長官級協議を開催しました。以後、毎年1回の頻度で長官級協議を行うとともに、現場レベルを含む各レベルでの会合・連携訓練等を行うことにより、協力関係の強化を図っています。平成19年度は4月5日に釜山(韓国)にて協議が行われ、現在の良好な日韓海上保安機関の関係を評価し、今後も維持発展していくことを確認しました。
ロシア連邦海洋汚染・海難救助調整庁
1998年の組織改正により現在の組織となりました。運輸省の外局である連邦海上河川輸送庁に属し、大きく分けて海洋汚染対策、海難救助、海難救助調整の業務を行っています。
中国公安部辺防管理局
1949年に設立された公安部は、日本の警察、消防、入国管理局、海上保安庁等の機能を併せ持った巨大な組織となっています。公安部の部局の一つである辺防管理局は、海上保安庁の警備業務とほぼ同等の業務を行っています。
韓国海洋警察庁
1953年に内務部治安局の下に海洋警察隊として設立されました。以来、幾度の組織改編を経て、2008年2月の李大統領の就任に際して行われた大幅な省庁再編によって新設された国土海洋部の外局として位置づけられました。
日中海上取締機関長官級会議
中国の海上保安機関である公安部との連携・協力関係の確立を図るため、平成13年10月に第1回長官級会議を開催し、平成19年までに3回にわたり開催しています。平成20年1月16日から18日までの3日間の日程で北京(中国)にて、孟宏偉中国公安部副部長との間で、「第4回日中海上取締機関長官級会議」が行われ、これまでの両機関間の良好な協力関係を評価し、今後の協力の重要性を再確認しました。
インド沿岸警備隊
▲インド沿岸警備隊巡視船「SAGAR」 |
日印海上保安機関間長官級会合
インドは、我が国のタンカールートの中で長大な海岸線を有する重要な国です。海上保安庁では、インド沿岸警備隊との間で平成12年から定期的な長官級会合、連携訓練等の相互交流を実施しています。平成19年度は5月28日に実施され、平成18年に署名された協力に関する覚書に基づき、今後も捜索救助、流出油防除等の幅広い分野での連携・協力を推進していくことで合意しました。また、この機会に併せてインド沿岸警備隊巡視船「SAGAR」が我が国に寄港し、観閲式にも参加しました。