海上保安レポート 2007

●はじめに


■TOPICS 海上保安の1年


特集 海洋国家「日本」と海上保安庁
〜海洋権益保全への取組み〜

はじめに

1.これが現場第一線

2.海洋調査に迫る


海上保安庁の業務・体制


■本編

治安の確保

生命を救う

青い海を護る

1. 海洋環境保全対策
2. 海上環境事犯の摘発
コラム 9
夢の競演!? 赤ちゃんうみがめとうみがめマリン

災害に備える

海を識る

航海を支える

海を繋ぐ


海上保安官を目指す


語句説明・索引


図表索引


資料編


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コラム9 夢の競演!? 赤ちゃんうみがめとうみがめマリン

第四管区海上保安本部 名古屋海上保安部
警備救難課 海上環境係 鈴木 輝大
 海上保安庁では、幼いころから環境保全の心を持ってもらえるよう、環境保全をテーマとして子供たちを対象とした環境啓発活動を行っている。平成18年11月5日、名古屋海上保安部は名古屋港で開催された「フレンドリーポート2006」に参加し、オリジナルの紙芝居「うみがめマリンの大冒険」の上演を行った。
 この紙芝居は綺麗な南国の海から来た、うみがめの「マリン」が汚れた海でレジ袋を誤って食べ、命を落としかけたところを海上保安官に助けられるというストーリーになっている。この話をすると子供たちは、いつも表情豊かに物語に耳を傾けてくれる。
うみがめの競演
▲うみがめの競演
 今回の「フレンドリーポート2006」では、私たちが思い描いていた理想がついに実現した。赤ちゃんうみがめとうみがめマリンが競演したのだ。
 私たちが紙芝居を上演した名古屋海上保安部ブースの隣に、名古屋港水族館ブースがあり、そこは生まれたばかりのうみがめの赤ちゃんと触れ合える体験スペースとなっていた。訪れた子供たちは競い合うようにして、うみがめと触れ合い、そして、手のひらの上で手足を懸命に動かしているうみがめを見つめ、命の力強さ、大切さを実感していた。
 そして、実際にうみがめに触れ、命を実感した子供たちは、私たちの「うみがめマリンの大冒険」をとても熱心に聞いてくれた。私もこの子がめたちが無事に大きくなることができるよう、青い海を護ることの大切さを、あらためて実感した。
 この紙芝居はインターネット上でも紹介されているので、ぜひ多くの方に読んで頂きたい。
http://www.kaiho.mlit.go.jp/04kanku/kids/shibai.html

環境紙芝居の上演
▲環境紙芝居の上演
環境紙芝居の上演