| ライフジャケットが似合う漁師さん写真コンテスト 海上保安庁では、海難及び船舶からの海中転落による死亡・行方不明者数を減少させていくため「ライフジャケット着用推進キャンペーン」を展開しています。 田辺海上保安部(和歌山県田辺市)においても、特に「ライフジャケットは漁の邪魔や、わいらはプロやで!」との意識が強い漁師さんに着用を求めようと、様々な取り組みを行っています。 平成15年は新しい取り組みとしてライフジャケットを着こなす姿を漁師さんに競ってもらう「ライフジャケットが似合う漁師さん写真コンテスト」を実施しました。 このユニークな企画に県内の漁師さんを中心に44名83点の応募があり、どの写真にも日に焼けた頼もしい漁師さんのライフジャケットを粋に着こなしている姿が写っていました。 「しわを刻んだいぶし銀の男」を基準に審査をした結果、たもやロープを手にほほ笑む10名の作品を入選としました。そこで作成したのがこのポスター。38歳から71歳の海の男10名が船上から着用を呼び掛けています。 ポスターを漁業協同組合や市役所などで掲示したところ大変好評でした。ある時などは遠方の受賞者がわざわざ海上保安部を訪れ、「仲間の漁師といつもライフジャケットを着用して漁に出ているが次のコンテストはいつやるんか?」との問い合わせがあったほどです。 海に出るすべての人がライフジャケットを着用することで、死亡・行方不明者がゼロとなることを念願し、海上保安庁は今日もライフジャケットの着用を呼び掛けています。 ▲入賞者がライフジャケットの着用を呼び掛けるポスター |