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●昭和50年〜52年 特殊な救難資器材、流出油防除資器材等を空輸できる飛行機として、中型飛行機スカイバン型2機が就役。 ▲独特の形状で人気者だったスカイバン ●昭和53年〜54年 新海洋秩序対応体制として大型飛行機YS-11A型3機が就役。ベル212型ヘリコプター10機が増強。また、ヘリコプター搭載型巡視船の建造計画が推進される。 ●昭和55年〜56年 SAR条約*1、国連海洋法条約の採択を背景とし、中型飛行機ビーチ200T型11機、ベル212型ヘリコプター10機増強。 ●昭和57年〜59年 中型飛行機ビーチ200T型2機、ベル212型ヘリコプター5機増強。 現代における活躍 平成12年、金華山の沖東南東1,700km付近を航行中のタンカーから救急要請があり、ヘリコプター搭載型巡視船2隻と搭載ヘリコプター2機による飛び石救急を実施しました。 まず、A巡視船に搭載されたヘリコプターが、患者を吊り上げ、巡視船Aを経由して、巡視船Bに着船。巡視船B内において応急手当を行った後、巡視船B搭載ヘリコプターにより陸上に搬送、救急車に引き継ぎました。 このように、ヘリコプターの機動性・高速性と、巡視船の航続性等といった、それぞれの長所が、ヘリコプター搭載型巡視船によって組み合わされ、ますます能力が発揮されます。 |