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本編 > 安心できる暮らしと環境を守るために > 2 > 2 平成15年の状況
日本周辺海域における海上漂流物目視調査、全国海岸漂着ゴミ分類調査及び海洋汚染調査の集計及びその結果を公表しました。漂着ゴミ調査実施回数・人数は平成14年より増加しました。 海洋環境保全推進週間などの機会を利用し、一般市民及び事業者の人々に対して海洋環境保全思想の普及・啓発活動を実施しました。「未来に残そう青い海」図画コンクール作品応募数は平成14年より増加しました。 緊急通報用電話番号「118番」、ホームページなどを通じた情報の提供を呼び掛けています。 平成12年以降、毎年冬季に日本海側の海岸に大量に漂着しているポリ容器の問題について、韓国側と交渉を続けた結果、平成15年6月以降、韓国海洋水産部によるノリ養殖業者への指導、ポリ容器の保管所の建設、漁民等が回収した漂流ゴミの買取り等のポリ容器対策につながりました。 廃船指導票の活用により放置船艇の現状回復を図りました(廃船撤去率は約55%)。 海上環境事犯一斉取締りなどにより、海上環境関係法令違反の徹底した取締りを実施し、前年に比べ約41%増の515件を送致しました。 海洋汚染源の確認を図ったところ、海洋汚染源確認率は81%でした。 【漂着ゴミ調査】 図画コンクール入賞作品紹介〜未来に残そう青い海〜 海上保安庁では、平成15年に(財)海上保安協会の協力を得て、海洋環境保全推進週間に併せ、全国の小中学生を対象とした「第4回未来に残そう青い海・図画コンクール」を行いました。作品の応募期間は5月21日から9月12日までの間でした。 今回も前年を上回る約21,000点の応募があり、小学生の部及び中学生の部それぞれにおいて、海上保安庁長官賞、(財)海上保安協会会長賞が選ばれました。 この図画コンクールは、平成16年も同様の時期に行う予定です。 このコンクールによって小中学生の皆さんに直接海洋環境の重要性を理解していただき、海上環境保全思想が少しでも普及できればと考えています。 【図画コンクール応募者数】 |