海上保安レポート 2018

はじめに


海上保安制度創設70周年記念特集
海洋の安全・秩序をつなぐ〜70年の礎とともに〜


海上保安官の仕事


海上保安庁の任務・体制


■本編

1 領海・EEZを守る

2 治安の確保

3 生命を救う

4 青い海を守る

5 災害に備える

6 海を知る

7 海の安全を創る

8 海をつなぐ


語句説明・索引


図表索引


資料編

6 海を知る > Column Vol.12 今がチャンス! 夕日が映える日本海
6 海を知る
Column Vol.12
今がチャンス!夕日が映える日本海
第九管区海上保安本部海洋情報部
夕日が映える日本海

海上保安庁では船舶の航海安全のために、さまざまな水路図誌を刊行しています。海の地図である海図は有名ですが、その他にも水路図誌を多数刊行しています。なかには、船舶の位置決定に使用する書誌があり、それを「天測暦・天測略暦」といいます。内容は、太陽や月などの天体の位置や港における日出没時刻などが掲載されているものです。これらの情報のうち、特に日出没時刻は、釣りなどのマリンレジャーを楽しむ方をはじめ、普段の仕事や生活にとても密着した情報です。そのため、情報を手軽に入手できるよう、海上保安庁海洋情報部のインターネットホームページで「場所」と「年・月」を指定すると日出没時間を表示するサービスを行っています。

このようなサービスを海上保安庁がホームページで実施していることは、海に関係するお仕事をされている方達はご存知でも、一般の方々にはあまり知られていないのではと思い、興味を持ってもらえるような「楽しい話題」を通じて知ってもらえることができないだろうか、と検討しました。そこで考え付いたのが「今がチャンス!夕日が映える日本海」です。新潟市から見える夕日は、10月〜翌年2月頃に佐渡島より南方の日本海に沈みます(図参照)。これをクローズアップし、第九管区海上保安本部海洋情報部のホームページに、日本海に沈む夕日の方向と時間を特別ページとして掲載しました。

秋のきれいな夕暮れを日本海に映しながら沈む夕日を愛でる、SNSに映えるきれいな夕日写真を撮る、などという日常の一場面に、日出没時間サービスがお役にたてばとの想いを込め作成したものです。

もちろん日本海に沈む夕日以外にも日本全国各地には、いろいろな表情の夕日があります。日出没時間を計算して、きれいな夕日と時間を共有してはいかがでしょうか。

(海洋情報部ホームページ「日月出没計算サービス」:http://www1.kaiho.mlit.go.jp/KOHO/automail/sun_form3.html


日本海に沈む夕日が見える時刻・方位
日本海に沈む夕日が見える時刻・方位