海上保安大学校は、平成23年度から、アジア各国の海上保安機関の将来を担う人材を対象に、英語で講義する「アジア海上保安初級幹部研修」を開始しました。同研修は、海上保安庁、日本財団及び財団法人海上保安協会が協力して実施しています。
研修期間は1年間で、研修内容は海事一般に関する基礎的事項から、海上保安に関する実践的知識まで多岐にわたっています。研修には、25歳から32歳の9名(インドネシア3名、マレーシア2名、フィリピン2名のほか、海上保安庁の職員2名)が参加しました。
この研修を通じ、研修生の能力向上を図るとともに、アジア各国海上保安機関間の相互理解と連携強化を図ります。