平成23年8月24日午前6時16分ころ、尖閣諸島久場島沖を航行中の中国漁業監視船「漁政201」及び「漁政31001」を巡視船が確認し、巡視船からこれら2隻に対して、領海に侵入しないよう無線等により警告しましたが、同日午前6時40分ころ2隻とも一時的に領海に侵入したため、我が国の主権を確保するため退去要求を実施したところ、2隻とも領海外へ出域しました。

その後、これら2隻は尖閣諸島の我が国の接続水域を領海線に沿って周回するような形で航行した後、西向け航行し、同日午後8時15分ころに日中地理的中間線を通過しました。

▲「漁政201」を監視警戒中の巡視船「りゅうきゅう」（手前）

▲接続水域内を航走中の台湾遊漁船「大發268」

平成23年6月29日午前6時43分ころ、尖閣諸島の魚釣島西方において、我が国の接続水域に入域し、魚釣島に向かって航行中の台湾活動家が乗船している台湾遊漁船「大發268」（だいはつ268）をしょう戒中の海上保安庁の航空機が確認しました。巡視船から領海に入域しないよう警告を実施した結果、接続水域内で停船と航走を繰り返した後、午前11時7分ころに接続水域から出域し、台湾方向へ向かいました。