COLUMN Vol.09
全国初!大槌港灯台の建替えにデザインを一般公募! 第二管区海上保安本部
全国初!大槌港灯台の建替えにデザインを一般公募! 第二管区海上保安本部
▲採用されたデザイン画 |
岩手県上閉伊郡大槌町の蓬莱島はNHKの人形劇「ひょっこりひょうたん島」のモデルとなった島とのいわれがあり、正午には防災無線で町内にテーマ曲が流れるなど地元住民に親しまれています。
この蓬莱島に設置していた大槌港灯台は、平成23年3月11日の東北地方太平洋沖地震による大津波で倒壊しました。
そこで、大槌港灯台を本格復旧するにあたり、大槌町の協力のもと「復興のシンボル」として末永く地域の方々に親しまれる灯台とすべく、平成23年10月1日から20日までの間、大槌町民を対象に海上保安庁初となる「一般市民からの灯台デザイン公募」を実施しました。
結果、小学生から226点、中学生から25点、一般の方々から15点の総数266点の応募がありました。応募された多くのデザイン画には、
● 太陽のように、月のように照らしてくれる暖かい灯台にみんなが遊びに行けるといいな。
● 津波が来ないように願いを込めて、この灯台を描きました。
● 早く造って、船がきて、ここが大槌ということを知らせたい。
● 僕は、この灯台を見て元気になってほしくて描きました。本当に元気になってほしいなぁと思います。がんばろう大槌
などと、復興にかける思いがメッセージとして添えられていました。
これら266点のデザイン画の中から、第二管区海上保安本部、釜石海上保安部及び大槌町にて選考した結果、大槌町在住の岩間みな子さんの作品を新灯台のデザインとして採用しました。岩間さんは、「復興に向け時を刻んで行くという思いがあり、町の子供たちに慣れ親しまれるような灯台になってほしい。」と語っていました。