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特集 新たな海洋立国に向かって
III 広がる日本の「海」
COLUMN Vol.01
YS11A 長い間ありがとう! 〜君の雄姿は忘れない〜本庁装備技術部 平成23年1月20日、羽田航空基地所属YS11A(LA701)ブルーイレブンが、42年間の長い長い任務を終え、その翼を畳みました。同機は、民間航空機で最後のYS-11A型航空機でした。 YS11Aは戦後唯一の国産機で、昭和40年10月7日に発生したマリアナ沖での漁船の集団海難を契機として、遠距離救難体制整備のために導入されました。昭和44年3月20日に1番機(LA701)が羽田航空基地に就役し、その後、5機体制にまで増強されました。 航続距離が長く、人員資機材の空輸能力に優れていたため、数々の海難事故・海上災害への対応のほか、海域火山活動監視や我が国の領海警備等にも大きく貢献しました。 YS11Aは、日本各地を飛び回り、数多くの輝かしい実績を残してきましたが、時の流れには逆らえず、老朽・旧式化が著しくなったことから、惜しまれつつもその歴史にピリオドを打ち、ボンバル300にその後を託しました。
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