海洋調査で得られたデータは、今後の航海安全、海洋開発、環境保全等の基礎資料となるとともに、我が国周辺国との境界線画定や海底地形名の付与等、海洋権益の保全のための重要な資料となります。
海上保安庁は、海洋調査等で得た海洋に関する情報を適切に管理するとともに、研究開発の推進、海洋の開発・利用・保全等へ活用できるよう、幅広い提供に向けて取り組んでいます。
海洋情報クリアリングハウス(マリンページ)の運用
海上保安庁では、関係機関が保有する海洋情報の所在を一元的に収集・管理・提供する「海洋情報クリアリングハウス」を平成22年3月から運用しています。
これにより、政府機関、大学、地方公共団体等の各機関がどのような海洋情報やデータを保有し、どのような手段で提供しているかをインターネットで検索することができます。
■マリンページの仕組み |
海洋政策支援情報ツールの整備
海上保安庁では、海洋政策の立案等に資するため当庁が保有する自然情報(海底地形や海流等)・社会情報(訓練区域や漁業権区域等)をインターネットを使ってビジュアルに重ね合せ表示することができる海洋政策支援情報ツールを整備し、平成23年度中に提供を開始する予定です。
■海洋政策支援情報ツールのイメージ図 |