地球温暖化の防止など自然環境に配慮し、航路標識の電源に太陽電池等のクリーンエネルギーを導入するよう努めています。これらクリーンエネルギーを利用した航路標識は、災害発生時の停電等に左右されることなく安定的に電源供給が行われるため信頼性が向上します。また、航路標識用光源には、これまで白熱電球を多く使用してきましたが、省電力タイプの効率的な光源が開発されたことから、これらを積極的に導入しています。
平成20年度はこうした省エネ・エコロジー化の取組を385か所で実施し、平成21年3月末現在で電源が必要な航路標識の約73%がクリーンエネルギー化されました。
一方、大規模地震発生時には、被災地での救助、救援活動や緊急物資の輸送等において、海上輸送が重要な役割を担います。このため、災害に強い航路標識を整備し、災害発生時の海上輸送の安全確保を図っています。平成20年度は、航路標識施設の耐震、耐波浪補強を197か所で実施しました。