海上保安レポート 2009
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はじめに


TOPICS 海上保安の一年

特集


海上保安庁の任務・体制


■本編

治安の確保

領海等を守る

生命を救う

青い海を護る

災害に備える

海を識る

交通の安全を守る

海を繋ぐ


目指せ!海上保安官


語句説明・索引


図表索引


資料編


本編 > 交通の安全を守る > 5 航路標識の省エネ・エコロジー化
交通の安全を守る
5. 航路標識の省エネ・エコロジー化
目標
 海上保安庁では、新たな技術を活用した航路標識の開発及び機能向上等の整備を行い、船舶交通の安全と運航効率の向上を図るとともに、環境に優しく、災害に強い航路標識の整備に努めます。
平成20年の現況

地球温暖化の防止など自然環境に配慮し、航路標識の電源に太陽電池等のクリーンエネルギーを導入するよう努めています。これらクリーンエネルギーを利用した航路標識は、災害発生時の停電等に左右されることなく安定的に電源供給が行われるため信頼性が向上します。また、航路標識用光源には、これまで白熱電球を多く使用してきましたが、省電力タイプの効率的な光源が開発されたことから、これらを積極的に導入しています。

平成20年度はこうした省エネ・エコロジー化の取組を385か所で実施し、平成21年3月末現在で電源が必要な航路標識の約73%がクリーンエネルギー化されました。

一方、大規模地震発生時には、被災地での救助、救援活動や緊急物資の輸送等において、海上輸送が重要な役割を担います。このため、災害に強い航路標識を整備し、災害発生時の海上輸送の安全確保を図っています。平成20年度は、航路標識施設の耐震、耐波浪補強を197か所で実施しました。

今後の取組み

引き続き、航路標識からの二酸化炭素排出量を低減し地球温暖化の防止に努めるとともに、災害に強い航路標識を整備します。平成21年度は航路標識の省エネ・エコロジー化を318か所で、航路標識施設の耐震、耐波浪補強を28か所で実施します。