海上保安レポート 2004

●はじめに


■TOPICS 海上保安の1年


■特集1 海洋権益の保全とテロ対策

■特集2 海保の救難


■本編

治安の確保

生命を救う

青い海を護る

災害に備える

海を識る

航海を支える

海をつなぐ連携


海上保安庁の業務・体制


海を仕事に選ぶ


海保の新戦力


その他


資料編


 
海を仕事に選ぶ > コラム みちのく 「海の安全・安心」サミット
みちのく「海の安全・安心」サミット

 平成16年12月18日、仙台市において、東北六県及び重要な港湾がある15の自治体と国の関係ブロック機関が一堂に会し、『みちのく「海の安全・安心」サミット』が開催されました。
 昨年は、台風・豪雨による災害の頻発、新潟中越地震による甚大な被害等が日本各地で発生しましたが、東北地方においても、宮城県沖地震の発生確率が30年以内に99パーセントと世界で最も高い確率とされ、同地震の対策は喫緊の課題となっています。また、7月からは国際船舶・港湾保安法が施行され、テロ活動に対する対策強化がなされているところです。
 このような中、第二管区海上保安本部は、東北地方における海の安全・安心の実現を目指して、国と自治体との連携、そして自治体同士のより広域的な連携を強化することが必要と考え、本サミットを開催したものです。
 なお、このようなサミットが開催されるのは、全国で今回が初めてです。
 会議においては、各自治体と国の関係機関との間で、海の安全・安心に係わるテーマについて、要望も含めて活発に意見交換されるなど有意義なものとなり、席上、参加機関は、『みちのく「海の安全・安心」イニシアチブ2004』を表明しました。
 本会議は、成功裡に終わり、今後は、東北地方における海の安全・安心の確保を目指した各自治体と国の関係機関との新たな連携が実現することは間違いありません。