海上保安レポート 2021

はじめに


TOPICS 海上保安の一年


特集 現場「第一線」


海上保安官の仕事


海上保安庁の任務・体制


■本編

1 治安の確保

2 生命を救う

3 青い海を守る

4 災害に備える

5 海を知る

6 海上交通の安全を守る

7 海をつなぐ


語句説明・索引


図表索引


資料編

海上保安官の仕事 > Column Vol.01 北九州航空研修センター開所〜パイロットの養成開始〜
海上保安官の仕事
Column Vol.01
北九州航空研修センター開所〜パイロットの養成開始〜
本庁教育訓練管理官

令和2年4月、福岡県北九州市小倉南区と京都郡苅田町(みやこぐんかんだまち)にまたがる沖合に浮かぶ北九州空港内に、海上保安学校宮城分校北九州航空研修センターが開所しました。

当庁では飛行機操縦要員を防衛省に委託し養成しているほか、操縦士の資格保有者を採用していますが、今後、航空機の機数増加が見込まれることから、さらに飛行機操縦要員を養成していく必要があるため、北九州航空研修センターにおいて、小型飛行機5機を使用し、飛行機操縦要員を養成することとなりました。

寮や教室はまだ完成しておらず、当面の間、近隣の民間施設を借り上げて養成を行っています。1期生は4月に入校、勉学に励み、8月の学科試験に全員合格。実技は6月から教官が同乗のうえ、飛行訓練を開始、8月からは単独飛行の経験を積んでいます。今後、自家用実地試験に臨み、2年目には事業用操縦士資格試験合格を目指します。

令和3年4月からは2期生を迎え教職員・研修生が一丸となって事業用操縦士資格取得という目標に向かい、切磋琢磨し訓練に励んでいます。

北九州航空研修センター