海上保安庁は戦後間もない昭和23年(1948年)5月、「正義仁愛」の精神の下、大戦により暗黒と化した日本の海に灯りを灯すべく発足しました。以来、国民の安全・安心を守るため日夜業務に従事し、平成30年で海上保安制度創設70周年を迎えました。
平成30年6月4日には、東京都千代田区のパレスホテル東京において、天皇皇后両陛下のご臨席を仰ぎ、「海上保安制度創設70周年記念式典」を挙行しました。
式典では安倍晋三内閣総理大臣、大島理森衆議院議長、伊達忠一参議院議長、大谷直人最高裁判所長官より祝辞を賜るとともに、アメリカやケニアなど9か国の海上保安機関や世界海事機関、国際航路標識協会、国際水路機関など4機関からのビデオメッセージが上映されました。また、「70年の歩み」と題した映像*やパネル展示により、今の海上保安庁を支える70年間の礎が披露されました。
式典を通じ、海上保安庁では海上保安制度に与えられた使命を改めて認識するとともに、海上保安官一人一人が全力でその責務を遂行していく決意を新たにしました。
*「70年の歩み」: https://www.youtube.com/watch?v=bro8dedR3iA
天皇皇后両陛下
「70年の歩み」パネル展示
海上保安庁音楽隊による演奏