昨今の我が国周辺海域を取り巻く情勢は、一層厳しさを増しています。このような状況に適切に対応するため、平成28年12月に「海上保安体制強化に関する方針」が決定され、海上保安庁は本方針に沿って体制強化を進めています。
また、海上保安庁は、航行の自由及び海上安全を確保し、法の支配に基づく平和で安定した海を実現するため、今後も法の支配の体現者としての範を示すとともに、世界の海上保安機関の連携協力をリードする役割が期待されています。
海洋国家・日本を守る海上保安庁に求められる役割が多様化する状況下において、海上保安庁の取組みを概観します。