▲日新丸(下)とタンカー(右)の間に割り込む妨害船(左) 【提供:(財)日本鯨類研究所】 |
南極海鯨類捕獲調査に関し、近年、反捕鯨団体による調査捕鯨船団に対する妨害行為が深刻化しています。
これを踏まえ、内閣官房を中心に関係省庁で検討してきた結果、平成24年度の調査捕鯨に係る安全対策の一環として、平成23年度に引き続き、調査捕鯨船団及び水産庁監視船に、調査捕鯨船団の安全を確保する観点から海上保安官を乗船させました。
平成25年2月20日と25日、南極海において、調査捕鯨船団の「日新丸」が燃料補給を行おうとしていたところ、反捕鯨団体シーシェパードの妨害船3隻が「日新丸」とタンカーの間に割り込む等して燃料補給を妨害しました。
これに対して、乗船中の海上保安官は、妨害船3隻に対して安全な距離を保つよう繰り返し警告を実施するなど、乗組員等の安全の確保に努めました。