平成24年4月23日から27日にかけて、モナコにおいて「第18回国際水路会議」が開催され、日本海の呼称についても議論が行われ、その結果、世界の海域の境界と名称を記載した国際水路機関(IHO)刊行物「大洋と海の境界」の現行版について、新たな決定を行わないことが確定しました。海上保安庁は、外務省と連携して、日本海(Japan Sea)は国際的に確立された唯一の名称であり、これを変える必要性も根拠もないとする、我が国の確固たる立場を表明し、IHOとしてこれまでどおり、日本海単独表記を継続維持することとなったものです。
「大洋と海の境界」は、IHOが出版する世界の海域と名称を記載したガイドラインで、初版(1928年)から一貫して、当該海域の名称は日本海(Japan Sea)の単独表記となっていますが、1997年以降、韓国は、日本海(Japan Sea)に「東海(East Sea)」を併記するよう求めています。今後も海上保安庁は、外務省と連携し、日本海(Japan Sea)は国際的に確立された唯一呼称であるとの確固たる原則の下で、適切に対応していきます。