海上保安レポート 2013

はじめに


TOPICS 海上保安の一年


特集 領海・EEZを守る海上保安庁


海上保安庁の任務・体制


■本編

1 治安の確保

2 生命を救う

3 青い海を守る

4 災害に備える

5 海を知る

6 交通の安全を守る

7 海をつなぐ


目指せ! 海上保安官


語句説明・索引


図表索引


資料編

TOPICS 海上保安の一年 > 05 日本海単独表記を維持
TOPICS 海上保安の一年
05 日本海単独表記を維持

平成24年4月23日から27日にかけて、モナコにおいて「第18回国際水路会議」が開催され、日本海の呼称についても議論が行われ、その結果、世界の海域の境界と名称を記載した国際水路機関(IHO)刊行物「大洋と海の境界」の現行版について、新たな決定を行わないことが確定しました。海上保安庁は、外務省と連携して、日本海(Japan Sea)は国際的に確立された唯一の名称であり、これを変える必要性も根拠もないとする、我が国の確固たる立場を表明し、IHOとしてこれまでどおり、日本海単独表記を継続維持することとなったものです。

「大洋と海の境界」は、IHOが出版する世界の海域と名称を記載したガイドラインで、初版(1928年)から一貫して、当該海域の名称は日本海(Japan Sea)の単独表記となっていますが、1997年以降、韓国は、日本海(Japan Sea)に「東海(East Sea)」を併記するよう求めています。今後も海上保安庁は、外務省と連携し、日本海(Japan Sea)は国際的に確立された唯一呼称であるとの確固たる原則の下で、適切に対応していきます。