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6 海を識る
COLUMN Vol.08
『神の島』至近で発生した“謎の渦現象”!第十一管区海上保安本部 平成22年9月1日、沖縄本島の南東に位置する久高島の北方海上で、“謎の渦現象”が確認されました。 この現象を目撃したのは、那覇航空基地所属のヘリコプターで、台風7号による沖縄本島周辺の被害状況調査中に偶然発見し、非常に鮮明な写真の撮影に成功しました。 この“謎の渦”は、直径約5.5kmという非常に大規模なものでしたが、渦そのものに大きな動きは見られず、被害の報告もなく、過去にも目撃情報はないそうです。 専門家によると、台風による強い南寄りの風の連吹と特殊な地形の影響で発生した海の流れにより、海底の堆積物が巻き上げられて偶発的に造形されたもので、海洋物理学で説明できる現象だということです。これに、沖縄の海ならではの高い透明度が加わり、今回の目撃につながったもので、まさに自然の産物と言えます。 久高島は古から“神の島”として知られており、この至近で発生した神秘的で幻想的なこの現象を、報道各社が連日全国枠などで大きく取り上げ、まさに“神がかり的”なスクープとなりました。 もしかしたら、本当に竜(琉)神が出現した痕跡だったのかも知れません…? |