海上保安レポート 2006

●はじめに


■TOPICS 海上保安の一年


■特集1 国際展開する海上保安庁

■特集2 刷新図る海保の勢力


海上保安庁の業務・体制


■本編

治安の確保

生命を救う

青い海を護る

災害に備える

海を識る

航海を支える


海保のサポーター


海上保安官を目指す!


語句説明・索引


図表索引


資料編


海保のサポーター > 4 小型船安全協会
4 小型船安全協会

安全パトロール艇による安全指導の様子
▲安全パトロール艇による安全指導の様子
 海洋レジャーやそれに利用される小型船舶は、我が国の経済活動の発展や、余暇の増大によって、国民の幅広い層に急速に普及してきました。その一方、必ずしも海上でのルールやマナーが定着していない部分もあり、小型船舶の海難の増加、漁業者・遊泳者等に対する迷惑行為など、トラブルも増加しています。
 このような背景から、モーターボート・ヨット等の小型船舶の海難防止とルール・マナーの向上を図るため全国各海域で組織されている民間団体が小型船安全協会です。
 各海域によって多少異なりますが、小型船の海難事故防止のための活動としては、小型船安全協会等の推薦をうけ、管区海上保安本部長が指定した海上安全指導員が海上保安庁と連携し、地元の海域での小型船舶に対する訪船指導や海上安全パトロールなどを実施しています。また、海上交通の安全意識の向上のための各種イベント、遭難小型船舶の救助や救難用具の取り扱い方法の習熟を目的とした水難救助訓練等を行うほか、多くの団体で小型船舶の製造・販売業者が会員として参加していることを活用し、小型船舶の運航や機関取扱いに関する技術講習会や体験航海を実施しています。
 一方、マナー向上に関連して、海浜清掃をはじめとする海洋環境保全のイベントなども積極的に取り組む団体もあります。