海上保安レポート 2004
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本編 > TOPICS > 海の安全を守る > 2 伊勢湾海上交通センター運用開始


 中部経済圏の海の玄関口にあたる伊良湖水道及びその付近海域において、情報提供と航行管制を一元的に行う伊勢湾海上交通センターが、平成15年7月1日に運用を開始しました。
 伊良湖水道は、伊勢湾口の伊良湖岬と神島の間にある水道で、外海から伊勢湾や三河湾に入る唯一の水道です。水道の東側には、朝日礁、西側にはコズカミ礁などの暗礁があるため通航できる航路の幅が狭いこと、潮流が速いこと、また操業漁船が多いことなどから、船舶の通航には注意を要する海域です。この海域には、さまざまな船舶が行き交い、ふくそう海域となっていることから、伊良湖水道の中央部には、海上交通安全法により定められた伊良湖水道航路があります。
 伊勢湾海上交通センターは、伊良湖水道を一望する渥美半島の先端の伊良湖岬にあり、この海域における船舶交通の安全と運航効率の向上を目指して、全国7番目の海上交通センターとして誕生したもので、伊勢湾の守り神として活躍しています。
伊勢湾海上交通センター
▲伊勢湾海上交通センター
航路管制の運用状況
▲航路管制の運用状況
伊勢湾海上交通センター位置図
▲伊勢湾海上交通センター位置図