海上保安学校

トップよくある質問

海上保安学校

全般

海上保安学校を卒業できないことや留年することもありますか

所定のカリキュラムを修了できず、履修が認定されない場合には、留年や、場合によっては退学となることがあります。

何年まで留年できますか。病気やけがなどが長引いた場合、入り直さないといけませんか

個別の状況を踏まえ決定しています。

海上保安大学校との違いについて教えてください

【海上保安大学校(本科及び初任科)】
海上保安庁の幹部職員を養成することを目的とし、海上保安業務に必要な高度な学術や技能を教授します。本科卒業と同時に学士(海上保安)の学位が取得できます。

【海上保安学校】
海上保安庁の現場業務に即応できる海上保安官の育成を目的とし、海上保安業務に必要な学術や技能を教授します。教育期間は課程により1年と2年に分かれています。

海上保安学校は、卒業すると学位が取得できますか

学位の取得はできません。

編入制度はありますか

編入制度はありません。

体力に自信がなくても平気ですか

教官の指導、学生の努力により卒業までには海上保安官として必要な体力を身につけていきます。

女子学生の在籍数はどれくらいですか

海上保安学校では、約90名の女子学生が在学しています。

部活やサークルはありますか

海上保安学校では一般的な授業の他、クラブ活動時間を設けています。
クラブ活動では、水泳、綱引き、ハンドボール、ソフトボール、バスケットボール、バレーボール、陸上、サッカー、ラグビー、柔道、剣道、逮捕術、空手、端艇(カッター)、卓球、MT(マルチトレーニング)、バドミントンの体育系の部活に所属し、体力の練成を図ります。

オープンキャンパスは行ってますか

例年、7月上旬頃に実施しています。

夏休みや冬休みはありますか

夏休みと冬休みに加えて、春と秋にそれぞれ連休を設定しています。

授業

どのような授業がありますか

海上保安学校は、「一般課程」「航空課程」「海洋科学課程」「管制課程」の4課程があり、それぞれ専門の授業を行っています。

授業科目は選択できますか

授業科目の選択はありませんが、武道の授業のみ「剣道」と「柔道」の選択制となっています。

普通科以外(商業等)から入学した場合、授業についていけますか

授業については、一般的な授業科目や各課程に応じた専門科目を履修することになり、学生によっては初めて学ぶ科目もあると思いますので、学生自身の努力が不可欠ですが、海上保安学校でも学生の理解を助けるため必要なサポートを行っています。

授業は海に関するものばかりですか

課程毎に授業内容は異なりますが、授業では、海上保安庁の一般職員として必要な知識・技能の習得を目的とした内容となっており、海に関する授業だけではなく、法律や資格取得に必要な授業を行っています。

長い間、病気やけがなどで授業を欠席した場合のフォローはありますか

欠講により履修に支障を及ぼす学生に対し補講や補習を行い、フォローをする体制をとっています。

試験の点数が低かった場合に再試験を受けることはできますか

再試験を受けることは可能です。

日課・寮生活

全寮制を採用しているということですが、その必要性を教えてください

海上保安庁は制服官庁、規律官庁であり、業務の実施は船単位で行われます。
このため、海上保安学校では、団体生活を通じて協調性等を涵養することを目的に全寮制が採用されています。

自動車の保有はできますか

海上保安学校では自動車の校内への持ち込みを禁止しています。

外出や外泊はできますか

外出可能時間や門限が決まっていますが外出可能です。
休日(土、日、休日)の前日は申請をして外泊することも可能です。ただし、外泊の際にはその都度、申請が必要となります。

下宿等を借りることは可能ですか。また、下宿から通うことはできますか

在学中は、寮生活を送りますので、下宿等を借り、通学することはできません。

スマホや携帯電話は使用できますか

寮内及び決められた区画で使用できますが、課業中のスマホの携帯及び使用は禁止されています。

飲酒及び喫煙は可能ですか

20歳以上であれば可能ですが、校内での飲酒は禁止されています。
喫煙は喫煙スペースでのみ可能です。

自習室や寝室はどのような構成になっているのですか

10人から12人単位で班が編成され、班ごとに集団生活を送ることになります。学生の居住スペースには学習机や本棚、2段ベッドが備え付けられています。

学生は、休日、どのような生活をしていますか

休日は、勉強、運動、趣味、旅行など、各自自由に過ごしています。
外出に関しては許可時間が定められていますが、平日・休日共に毎日外出できます。
申請をして休日の前日から外泊することもできます。

訓練

在学中、どのような訓練がありますか

武道(柔道・剣道・制圧術)、行軍(長距離歩行訓練)、遠泳訓練、早朝訓練(カッター・ランニング・武道)等を行います。

全く泳げませんが、遠泳は大丈夫ですか

例年7月下旬に遠泳訓練があり、学生は3海里(約5.6キロメートル)を泳ぎ切るための泳力が必要になります。遠泳訓練までに水泳の授業や事前訓練が繰り返し行われるため、水泳が苦手な者も段階的に泳げるようになれますが、全く泳げないような場合には、入学前にスイミングスクールに通うなどして、少なくともクロール100m以上、平泳ぎ300m以上を泳ぐことができるようにしておくことで、余裕をもって訓練に臨むことができます。

卒業後

海上保安学校を卒業するとどのような仕事をするのですか

【一般課程(航海・機関・通信・主計)】
採用時に決定される配属予定管区(第一管区~第十一管区)内の巡視船艇等に配属され、その後も同一管区内の船艇や海上保安部等の陸上事務所に配属されます。

【一般課程(航空整備)】
航空整備士を養成するコースで、全国転勤となります。学校卒業後、ヘリコプター搭載型巡視船や航空基地にて約2年間の現場経験を経た後、海上保安学校宮城分校で約1年2か月の研修を受け、二等航空整備士(回転翼航空機)の資格取得を目指します。一般課程の他コースのように潜水士、国際捜査官等の道に進むことは基本的にはできません。

【航空課程】
パイロットを養成するコースで、全国転勤です。学校卒業後、ヘリコプター要員は、宮城県岩沼市に所在する宮城分校で約1年8カ月、飛行機要員は福岡県北九州市に所在する北九州研修センターで約2年の研修・訓練を受けて、それぞれ操縦士に必要な知識、技能を習得し、全国の航空基地又はヘリコプター搭載型巡視船等に配属されます。

【海洋科学課程】
本庁、全国の管区本部、測量船等に配属されます。

【管制課程】
本庁、全国の管区本部、海上交通センター等に配属されます。

※海上保安学校の卒業生は、所定の実務経験のあと、海上保安大学校の特修科に進むことにより、将来幹部職員として活躍する道も開かれています。その場合は全国で勤務することになります。

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