先輩の声
管制課程
- 出身地
- 兵庫県
- 卒業高校/大学
- 神戸女子大学
- 休日の過ごし方
- 買い物、バレーボール、カフェ、同期と外食
海上保安学校を受験したきっかけについて教えてください。
公務員合同説明会に参加して、海上交通センターに勤務していた女性職員から説明を聞く機会がありました。説明を聞くなかで、海上保安庁という組織に漠然とした憧れを抱いたことが受験のきっかけです。
あなたが勉強している課程/コースを選んだ理由を教えてください。
海上保安庁は男性社会の印象が強かったですが、女性の声の方が無線で聞きやすく、管制官として女性が活躍できるフィールドが海上保安庁にあることに魅力を感じ、管制課程を選びました。自分の声で海の安全を守れる、人の役に立てる仕事ということも、海上保安庁を魅力に感じたところです。
海上保安学校に入学する前はどんな気持ちでしたか。
体力に自信がなかったため、訓練についていけるか、共同生活で人間関係がうまく構築できるか、とても不安でした。
入学後の感想を教えてください。
入学当初は、分刻みのスケジュールに加え、覚えることもたくさんあり毎日があっという間に過ぎていきました。入学後は、訓練も人間関係も、心配していたことが杞憂に思えるほど、色んなことが順調に進んでいきました。
毎日の生活の楽しいと思うことや達成感を感じたことなど、具体的なエピソードを教えてください。
行軍、遠泳、早朝訓練は泣きたくなるくらい辛いです。けれども、自分だけではなく、同期や後輩もみんな同じ気持ちのため、仲間で気持ちを鼓舞し一生懸命に訓練をやり遂げ、訓練後はとても充実感を覚えました。
また、全国から様々な経歴や年齢層の学生が集まるため、友人関係が広がり、とても楽しいです。価値観の違いなど、色々と学べる場所だと思います。
興味深い/面白い授業を教えてください。
警備救難業務について学ぶ科目が面白いです。覚えることはたくさんあり大変ですが、指紋採取の方法や識写真の撮影など、普段の生活では経験しないことなので、とても新鮮に感じます。また、管制課程は英語の授業が多いため、だんだんと英語のボキャブラリーが増えていきます。シミュレーションで英語の通信が成り立ったときはとても楽しいです。
本校ならではできる経験を教えてください
行軍で約40kmを歩いたり、海を約5.5キロ泳いだり、朝5時半からの早朝訓練で走ったり、普通に生活していたらできない経験ができます。色々な経験により、一皮も二皮も向けた自分が作り出されていくように感じ、だんだんと楽しくなってきます。
入学して、成長したことについて教えてください。
集団生活を通して、「自分がされて嫌なことは相手にもしない」というポリシーをこれまで以上に意識するようになり、自分の言動、行動により一層責任を持つようになりました。
また、同期は切磋琢磨する存在でもあります。同期から刺激を受け、簡単に物事を投げ出すことがなくなりました。これらの学びに気づかせてくれた周囲の人たちの存在は有難いと思っています。
どんな海上保安官になりたいですか。今の目標を教えてください。
自分で考え積極的に動ける人材になりたいです。管制官として自分の言葉に責任を持ち、事故を未然に防いで安全な海上交通の構築に寄与できるように頑張ります!
受験生へのメッセージをお願いします。
入学前に、体力強化(ランニングなど)、高卒レベルの英語力の復習、掃除洗濯などの身の回りの管理をできるようになっていることをおススメします。
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