先輩の声
第一群(航海)
「厳しい訓練と同じぐらい楽しい体験もできる!」
- 出身地
- 北海道
- 卒業高校
- 北海道立札幌東高等学校
- 学年及び群専攻
- 本科4学年第一群(航海)
- 休日の過ごし方
- 景色がきれいなカフェに行く、海を見に行く、寝る
本科第一群(航海)
航海学、舶用計測工学、船体運動工学、 海事法、船舶工学などを学び、 三級海技士(航海)の資格取得を目指します。
緻密な船体の動きを知るのが楽しい
両親の実家が海に近く、父が海に関連する職業に就いていたこともあり、私にとって海はとても身近な存在でした。もともと警察官に憧れがあり、好きな海に関われる職業であること、女性の志望者が少ない珍しい職業であることなどから、海上保安官に興味を持つようになりました。
海上保安大学校への入学を決めたのは、4年間で多岐にわたる知識や経験を身につけられるためです。実際、2学年後期からは専門的な航海科の勉強が本格的に始まり、船舶を運航するために必要な法律や船体の運動理論などを、広く深く学んでいます。中でも、私が最も関心を持っているのは「船舶運航安全工学」です。例えば船上に貨物を積み込んだときに、船体がどう傾くか、計算によって具体的な数値を求めて船体の運動を知るなど、状況ごとの船体の動き方を具体的に数値で表すことができる授業は興味が尽きません。
また、部活動として逮捕術部に所属しており、3学年のときに制圧検定の中級を取得しました。女子が少ない部活ですが、後輩女子と一緒に毎日勉強の合間を縫って練習をがんばりました。その甲斐あって合格することができ、自分の名前と「海上保安庁」の文字が入った黒帯をいただいたときには感動しました。
海上保安大学校は、厳しい訓練がある一方で、楽しいことも同じくらいある充実した毎日を送れます。そしてこの4年間を乗り越えた今、将来どんな壁も乗り越えられそうな気がしています。