先輩の声

初任科

出身地
東京国分寺市
卒業大学
慶応義塾大学経済学部経済学科
学年及び群専攻
初任科 航海科
休日の過ごし方
筋トレ、ランニングなど

初任科(海上保安官採用試験)を受験したきっかけについて教えてください。

幼い頃からぼんやり思い描いてきた人命救助・潜水士への気持ちが、将来のキャリアについて真剣に考え始めた大学時代から強くなり、海上保安官になるという決意をしました。
海上保安学校と海上保安大学校初任科という選択肢がありましたが、大学生活で学んだことを幹部海上保安官として役立てたい、より大きな裁量をもって働きたいと考え海上保安大学校を受験しました。

採用試験のために、どんな対策をしましたか。

一次試験に向けては、過去問や問題集を解きながら知識の定着を図り、小論文も実際に書き、周りの人に添削してもらうことを繰り返しました。面接に向けては、自分がなぜ海上保安官になりたいのか、これまでの経験をどのように活かすかの考えを整理して臨みました。

初任科に入学する前はどんな気持ちでしたか。

憧れであった海上保安官にようやくなれるという喜びや新しいことを学べるという期待、寮生活や厳しい訓練に対する不安など様々な感情がありました。

入学後の感想を教えてください。

尊敬できる教官・先輩・同期に囲まれ充実した日々を送っています。
訓練において厳しいと感じる部分も少しありますが、その分、海上保安官として現場に出るために日々成長できていると感じています。

毎日の生活の楽しいと思うことや達成感を感じたことなど、具体的なエピソードを教えてください。

個人で成し遂げたもの以上に同期で乗り越えた経験が私の中で宝物になっています。具体的には、1泊2日の端艇巡航や遠泳訓練です。体力的、精神的に厳しい訓練でも、同期で励まし合い、協力しあうことで全員で楽しく乗り越えることができました。海上保安大学校の生活では団結することの強さや楽しさを感じています。

興味深い/面白い授業を教えてください。

船の動かし方や船を運航する上での法律を学ぶ授業が特に好きです。
これまで全く知らなかった分野ですが、教官による授業で分かり易く教えていただけるので少しずつ一人前の船乗りに近づけていると感じます。

本大学校ならではできる経験を教えてください。

私は大学卒業後すぐに海上保安大学校へ入学しましたが、初任科には幅広い年齢・職歴をもった人がおり、日々、様々な価値観に触れ勉強になります。また、教官方は潜水士や特別警備隊など海上保安庁の多くの業種を経験しており、そこでの経験談やアドバイスをいただけるので毎日モチベーションを高く維持し生活できます。

入学して、成長したことについて教えてください。

訓練や寮生活を通して、少しの気の緩みやミスが現場では人命に直結するということを学び、自分を律する力や責任感が強くなりました。また、同期をまとめる役職に指名されたことで様々な考えを持つ集団をまとめる難しさやリーダーシップを発揮することの大切さなど、幹部候補生として重要なことを学ぶことができました。

どんな海上保安官になりたいですか。今の目標を教えてください。

海上保安大学校及び現場で多くのことを学び、経験する中で一人前の海上保安官になりたいです。そして、日々努力を重ね潜水士として人命救助に携わりたいです。その後も潜水士として経験したことを活かしながら制度改革や広報活動等を通して、間接的にも人の命を救える海上保安官になりたいです。

受験生へのメッセージをお願いします。

海上保安庁には、人命救助、海上警備、環境保全など多くの任務があり、それに伴い、多くの職種があります。だからこそ皆さんがやりたい仕事、能力を発揮できる仕事が必ず見つかると思います。皆様と一緒に働くことができる日を楽しみにしております。

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