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女性保安官インタビュー パイロット

女性保安官インタビュー
パイロット

第八管区海上保安本部 美保航空基地飛行科 飛行士

簡単な経歴

入庁後、海上保安学校航空課程(1年間)で海上保安官としての知識や航空の基礎を学んだのち、宮城分校にてヘリコプターの事業用操縦士資格取得に向けた座学および実機訓練を行いました。およそ2年半の訓練と試験を終えて免許取得後、現在の美保航空基地に配属となり1年が経ちました。

現在の業務

ヘリコプターの副操縦員として機体に乗り組み、機長や通信士、整備士、機動救難士等、と連携しながらしょう戒、隠岐諸島からの急患搬送、船舶からの吊上げなどの業務に従事しています。航空基地での当直業務や、間もなく始まる資格取得のための国外研修に向けての準備も進めているところです。

嬉しかった・やりがいを感じた経験

配属から2か月が経ったころ、まだヘリコプターの副操縦員として業務し始める前に、飛行機による隠岐からの急患搬送に同乗させていただき、患者さんの奥様と小さいお子さんのアテンドをしました。後日、奥様からお礼の手紙をいただき、搬送時のご家族の気持ちをうかがい知ることができました。ヘリコプターの副操縦員として対応する際には患者の方や付き添いの方とパイロットが話す機会はあまりないので、この経験を忘れることなく、今後も患者の方や要救助者、そのご家族へパイロットとして何ができるかを考えながら対応し続けたい、と思わせてくれた出来事でした。

女性保安官を目指す人へのメッセージ

私自身、海上保安庁のこともあまり知らず、航空への憧れでこの世界に飛び込みました。まだまだ経験を積んでいるところではありますが、今では海と空という特殊な環境の中で異なる科隊の職員と多様な業務に携われるこの職に誇りを持っています。ここ数年では毎年のように航空課程に複数名女性が入学しており、教育機関や現場においても、先輩や上司がサポートしてくださいます。とはいえ、まだまだ全体としては割合が少ないのが現状です。少しでも興味があれば、ぜひ飛び込んでわたしたちの仲間になってください。

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