海難船舶から乗組員を救助する巡視船
犯罪取締り
急患輸送(那覇航空基地)
第十一管区海上保安本部は、昭和47年5月、沖縄県の本土復帰と同時に設立され、沖縄県とともに令和4年5月に50周年を迎えました。
設立当初は、巡視船艇8隻、航空機(ヘリコプター)2機、職員334人の少数管区でしたが、尖閣諸島をはじめとする国内外の情勢が激動する中で、令和4年12月末現在では巡視船艇等49隻、航空機15機(固定翼7機、ヘリコプター8機)、職員1,972人という日本一の大規模管区となりました。
この50年の活動を振り返ると、救難分野では、海難等からの救助人数は7,000人、離島からの急患搬送は3,000人を超え、警備分野では、昭和50年に行われた沖縄国際海洋博覧会の海上警備や平成12年の九州・沖縄サミットにおける海上警備、平成22年の中国漁船による巡視船衝突事件など、様々な業務に当たってきました。また、尖閣諸島では、平成24年の我が国による三島の取得・保有以降、中国海警察局に所属する船舶等の活動が活発化しており、令和4年には接続水域での中国海警局に所属する船舶の年間確認が336日に達し、過去最多を更新するなど、十一管区を取り巻く状況は一層厳しさを増しています。
こうした激動の半世紀の活動の節目に当たり、十一管区では記念誌の作成を始め、小学生を対象とした子供向けイベント、オリジナル切手の作成や灯台フォトコンテストなど様々な記念事業を行いました。
これからも十一管区は、海上における安全・安心に貢献し、国民の負託に応えられるよう一致団結して業務に邁進してまいります。
50周年記念キッズイベント
オリジナル切手
記念誌