米国沿岸警備隊との協力覚書付属文書 署名式
日米の海上保安機関である海上保安庁と米国沿岸警備隊は、1948年の海上保安庁創設期より深く交流し、様々な機会を通じて、連携・協力の強化を図ってきており、2010年、両機関は、人的交流や情報交換等に関する協力推進のため、協力覚書(MEMORANDUM OF COOPERATION)を締結しました。
近年「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向け、法の支配に基づく海洋秩序の維持・強化にかかる取組を推進するにあたり、両機関の連携・協力がより重要になっているところ、今般更なる連携・協力の強化のため、2010年の協力覚書に付属文書を作成することとし、令和4年5月18日、この付属文書の署名式を行いました。
両機関は、この文書において、日米海上保安機関の共同の取組を「SAPPHIRE*(サファイア)」と呼称するとともに、今後、共同オペレーション、合同訓練、職員交流等を更に促進することとなりました。
海上保安庁としては、今後もこのような取組を通じて、両機関の海上法執行の手法や手続に関する相互理解を深め、互いの能力を向上させるとともに、外国海上保安機関への能力向上支援等にも反映させるなど、法の支配に基づく自由で開かれたインド太平洋の実現に向け、米国沿岸警備隊との連携・協力を深化させてまいります。
海上保安庁と米国沿岸警備隊の合同訓練
フィリピン沿岸警備隊に対する日米連携による能力向上支援
(令和4年10月23日〜11月5日)
*SAPPHIRE:Solid Alliance for Peace and Prosperity with Humanity and Integrity on the Rule-of-law based Engagement 「法の支配の取組における誠実と仁愛に基づいた平和と繁栄のための強固な連携」