Column Vol.04
女性初の制圧指導官誕生
第十管区海上保安本部
女性初の制圧指導官誕生
第十管区海上保安本部
平成30年10月、鹿児島海上保安部巡視船こしき「藤田雲母」主任航海士が全国で初めてとなる女性制圧指導官に指名されました。
海上保安庁では、捜査従事中における被疑者等の抵抗に備え、制圧力の維持・向上を図るため、「制圧指導者養成課程」として制圧指導官の養成研修を実施しており、同課程を修了した者は「制圧指導官」として現場の海上保安官の指導等に当たっています。
藤田主任航海士は、航海科乗組員として、航海計画の作成、航海計器の保守・整備、海図の管理等を行うほか、警備実施等強化巡視船に指定されている巡視船こしき「特別警備隊」隊員の指導官として、違法・過激な集団による海上デモや危険・悪質な事案、テロ警戒等に対応するために必要な知識及び技能の維持向上に取り組んでいます。
東京オリンピック・パラリンピックやかごしま国体(国民体育大会)・かごしま大会(全国障害者スポーツ大会)の開催を来年に控え、藤田主任航海士を初めとした「制圧指導官」も、海上保安庁によるテロ対策の一翼を担っています。
訓練の様子