海上保安レポート 2017

はじめに


TOPICS 海上保安の一年


特集 平和な海の継承〜海上保安庁の使命〜


海上保安官の仕事


海上保安庁の 任務・体制


■本編

1 治安の確保

2 生命を救う

3 青い海を守る

4 災害に備える

5 海を知る

6 交通の安全を守る

7 海をつなぐ


語句説明・索引


図表索引


資料編

海上保安官の仕事 > Column vol.01 海保初! 女性特別捜査員誕生!
海上保安官の仕事
Column Vol.01
海保初! 女性特別捜査員誕生!
第六管区海上保安本部

第六管区海上保安本部では、高度な捜査技術や鑑識技能・検視等法医学に関する知識を有する職員を必要とする重大事件等に対応するため、平成9年から管区独自の制度である「専門捜査員制度」を運用しています。

この度、同制度の枠組みにおいて、「女性関連犯罪捜査員」を新たに追加することが決定し、平成28年10月、3名の職員が指名され、海上保安庁初となる女性特別捜査員が誕生しました。

女性関連犯罪捜査員は、同制度の「特別捜査員」に指名された者のうち、女性の被疑者、被害者等が関連する事件等における捜査対応を専門分野としており、女性関連犯罪の的確な捜査や捜査技能の伝承等、より一層の捜査体制の強化が図れるものと考えています。

瀬戸内海・宇和海を管轄する六管区として、捜査力は海上における治安の維持に係る業務を遂行するうえで、極めて基本的かつ必要不可欠な能力・要素ととらえ、従来からあらゆる機会を通じ職員個々あるいは組織として当該能力の維持・向上に努めてきました。

今回の「新制度」については、職員の捜査能力の向上及び捜査体制の強化を図るものですが、海上保安庁が全庁挙げて取り組んでいる「女性職員の活躍と職員のワークライフバランス推進のための海上保安庁重点施策」にある「女性職員の活躍推進に向けた取り組み」の一環として、「女性職員配置の見える化」も目的のひとつと考えており、今回指名された女性海上保安官は、そのさきがけであり、若手女性職員の目標となる捜査官になってくれるよう期待しています。


女性特別捜査員
女性特別捜査員