Column Vol.13
管内初の女性船長誕生
第十一管区海上保安本部
管内初の女性船長誕生
第十一管区海上保安本部
沖縄に生まれ育ったことで海をフィールドとする仕事を望み入庁。海上保安大学校卒業後、大型巡視船、海上保安大学校、本庁と各2年の勤務を経て、平成25年4月1日付で、中城海上保安部巡視艇おきぐも船長を拝命しました。
船長として、各業務や乗組員のマネージメントに使命と責任をもって務めるのは勿論のことですが、着任して改めて感じたことがあります。中城海上保安部の管轄する沖縄本島東側の海岸を海から見てみると、米軍関連施設が散在し、また、沖縄県民にとって大切なライフラインであるエネルギー関連施設等の重要施設が多数存在するなど、子供の頃に想像していた以上にその多さを認識しました。
また、中城の南東に位置する津堅島(人口約500名)で夜間に発生する傷病者については、うるま市からの要請に基づき、中城海上保安部の巡視艇により沖縄本島へ緊急輸送する業務も担ってます。
私が4月に着任して以降、第十一管区海上保安本部管内初の女性船長として、地元の報道機関からの取材、母校から職場紹介の講師依頼等が多数あり、国民(特に故郷の沖縄県民)の皆様に対して海上保安庁は女性が活躍できる職場であることを紹介でき、その効果もあってか、海上保安庁に興味を持ち「海上保安官を目指してる!」と目を輝かせて話してくれた女子高校生に出会えたことで、海上保安官としての仕事のやりがいを改めて感じることができました。
これからも任務遂行に全力を尽くすことを誓います。
操船を行う女性船長(中央) |