海上保安レポート 2013

はじめに


TOPICS 海上保安の一年


特集 領海・EEZを守る海上保安庁


海上保安庁の任務・体制


■本編

1 治安の確保

2 生命を救う

3 青い海を守る

4 災害に備える

5 海を知る

6 交通の安全を守る

7 海をつなぐ


目指せ! 海上保安官


語句説明・索引


図表索引


資料編

特集 領海・EEZを守る海上保安庁 > II 尖閣諸島周辺海域における対応 > 2.尖閣諸島をめぐる歴史的経緯
特集 領海・EEZを守る海上保安庁
II 尖閣諸島周辺海域における対応
2.尖閣諸島をめぐる歴史的経緯
尖閣諸島をめぐる歴史的経緯
海上保安庁が尖閣三島を取得・保有

平成24年9月10日、「尖閣諸島の取得・保有に関する関係閣僚会合」が開催され、引き続き、尖閣諸島における航行安全業務を適切に実施しつつ、尖閣諸島の長期にわたる平穏かつ安定的な維持・管理を図るため、

  • 可及的速やかに尖閣三島の所有権を取得すること
  • 取得目的に航行安全業務の実施が含まれること、実効性ある維持・管理に必要な手段を有していること

等から、尖閣三島の取得・保有は海上保安庁がこれを行うこと等が政府の方針として申し合わされました。

このことを踏まえ、翌11日の閣議において、尖閣諸島の平穏かつ安定的な維持・管理に必要な経費として、尖閣三島の購入に要する経費に充てるため、一般会計予備費20億5,000万円を使用することが決定され、海上保安庁が尖閣三島を取得し、保有することとなりました。


北小島、南小島
▲北小島、南小島
魚釣島
▲魚釣島
魚釣島灯台

魚釣島の西側には、海上保安庁が所管する「魚釣島灯台」が設置されています。

この灯台は、昭和63年に日本の政治団体が設置したものですが、これを譲渡された漁業者が所有権を放棄したため、国庫帰属財産となり、政府全体の判断として、平成17年から海上保安庁所管の魚釣島灯台として運用しています。


■魚釣島周辺の海図
魚釣島周辺の海図
魚釣島灯台
▲魚釣島灯台