海上保安レポート 2006

●はじめに


■TOPICS 海上保安の一年


■特集1 国際展開する海上保安庁

■特集2 刷新図る海保の勢力


海上保安庁の業務・体制


■本編

治安の確保

生命を救う

青い海を護る

災害に備える

1 事故災害対策
2 自然災害対策
コラム
・ライフジャケット着用推進ソング
「海に眠る父親」制作

海を識る

航海を支える


海保のサポーター


海上保安官を目指す!


語句説明・索引


図表索引


資料編


本編 > 生命を救う > コラム ライフジャケット着用推進ソング「海に眠る父親」制作
ライフジャケット着用推進ソング「海に眠る父親」制作
「海に眠る親父」CDジャケット
▲「海に眠る親父」CDジャケット
制作発表会の様子(右が伊藤敏博氏)
▲制作発表会の様子(右が伊藤敏博氏)
 一人乗り漁船などから海中転落し、死亡又は行方不明となった海難事故。もし、ライフジャケットを着用していれば救助できたと思われる事例が数多くあります。
 悲しい事故を減らすためには、海事・漁業関係者等へのライフジャケットの着用が強く望まれており、第九管区海上保安本部(新潟県)では、歌を通してライフジャケット着用の重要性を訴えることとし、平成17年7月、ライフジャケット着用推進ソング「海に眠る親父」を制作しました。
 作詞は九管本部救難課職員の九NANS、作曲と歌唱は「サヨナラ模様」などのヒット曲を生み出し、現在は富山県を拠点に活躍している伊藤敏博さん。
 伊藤さんはお父様を漁船からの海中転落で亡くされていることから、趣旨に賛同し作曲及び歌唱について快く引き受けてくださいました。
 楽曲は有線放送に登録されていますので、リクエストすると聞くことができます。また、CDは(財)海上保安協会新潟地方本部によって販売され、要望に応えています。
 第九管区海上保安本部(新潟県)では、体験航海や安全講習会をはじめ、港のイベントなどで活用しています。私たちは、この歌をより多くの方々に聴いていただき、ライフジャケットの着用率が向上し、海中転落による死者・行方不明者が減少することを切に願っています。

「海に眠る親父」の歌詞
▲「海に眠る親父」の歌詞