海上保安レポート 2023

はじめに


TOPICS 海上保安の一年


特集 海上保安能力のさらなる強化


海上保安庁で働く「人」


海上保安庁の任務・体制


■本編

1 治安の確保

2 生命を救う

3 青い海を守る

4 災害に備える

5 海を知る

6 海上交通の安全を守る

7 海をつなぐ


語句説明・索引


図表索引


資料編

1 治安の確保 > CHAPTER III. 外国漁船による違法操業等への対策
1 治安の確保
CHAPTER III. 外国漁船による違法操業等への対策

我が国の領海排他的経済水域(EEZ)では、将来にわたる水産資源の安定的な供給を維持するため、外国漁船による操業が法令によって規制されているほか、EEZでは周辺諸国等との間に各種漁業協定が結ばれ、これに基づくルールが定められています。しかし、ルールに従わない悪質な外国漁船による違法操業により、我が国の貴重な水産資源が乱獲される事案が後を絶ちません。

海上保安庁では、我が国の領海EEZの漁業秩序を維持すべく、厳格な監視・取締りを行うとともに、関係省庁とも連携し、外国漁船による違法操業の根絶に努めています。

令和4年の現況及び今後の取組

令和4年においては、違法操業を行う外国漁船の検挙はありませんでしたが、海上保安庁では、引き続き、地元漁業関係者等からの取締り要請にも適切に対応するため、関係機関との連携強化を図るとともに、必要な要員や巡視船艇・航空機の増強、資機材の整備を進め、情報収集・分析活動に基づく的確な監視・取締りを実施していきます。