海上保安庁のしごと図鑑
海上保安庁には、巡視船や測量船等の海上勤務だけでなく、東京にある本庁や各都市の管区海上保安本部等での陸上勤務、海外での勤務等、様々なしごとがあります。
犯罪捜査 |
船舶の衝突事故や薬物密輸等の犯罪に 際して、捜査を行います。 |
海難救助 |
転覆や乗揚げ等の海難発生時、 潜水による救助やヘリコプターへの 吊上げ救助等を行います。 |
領海警備 |
国際法や国内法に則り、領海侵入した船舶を 退去させたりします。 |
テロ対策 |
重要インフラ施設に対する警戒 や船舶への立入検査、港湾施設の 巡回等を行います。 |
海洋調査 |
海上交通の安全や防災等、さまざまな 目的のため、海潮流や水温、海底の 地殻変動の観測等を行います。 |
海図作製 |
船舶の安全かつ効率的な航海に 不可欠な海図の最新維持を行います。 |
交通管制 |
東京湾、伊勢湾、瀬戸内海等、船舶の 往来が多い海域において、情報提供や 航路への入航間隔の調整等を行います。 |
航行警報・海の安全情報の発出 |
船舶の運航者やマリンレジャー愛好家等に 対して、航路標識の異常や海上工事の状況、 漂流物の状況等の情報提供を行います。 |
海洋汚染の防止 |
海上に流出した油の防除作業や 海洋環境保全のための指導・啓発活動 等を行います。 |
海賊対策 |
巡視船等の派遣や各国海上保安機関との 合同訓練、自衛艦への上乗り等 により海賊対策を行います。 |
国際連携 |
アジア太平洋地域をはじめ世界の 海上保安機関との二国間・多国間の 会合や合同訓練等を通じた連携を行います。 |
国際協力 |
東南アジア諸国をはじめとした 各国の海上保安機関への 能力向上支援を行います。 |
灯台管理 |
全国の灯台等の航路標識の 定期点検や障害発生時の 復旧等を行います。 |
情報通信 |
海上保安庁のシステムの維持管理や サイバー攻撃の防御、全国の通信設備の 維持管理を行います。 |
船舶・航空機整備 |
巡視船艇、航空機等の建造や 維持管理を行います。 |
船艇で活躍する!
◆船 長
船舶運航の全般を統括し、指揮監督する最高責任者です。
◆業務管理官
業務計画等を企画立案し、船長を補佐する業務監督責任者です。
◆航海科職員
(航海長、首席航海士、主任航海士、航海士、航海士補)
操船、見張り、航海計画の立案、船体の手入れ等を担当します。
船橋
◆通信科職員
(通信長、首席通信士、主任通信士、通信士、通信士補)
一般船舶や他の巡視船艇との通信や通信機器の整備等を担当します。
通信室
◆運用司令科職員
(運用司令長、首席運用司令士、主任運用司令士、運用司令士、運用司令士補)
情報の収集・分析、対処方針の立案・調整を担当します。
OIC区画
◆主計科職員
(主計長、首席主計士、主任主計士、主計士、主計士補)
庶務や経理、物品等の管理、調理、看護等を担当します。
調理室
◆機関科職員
(機関長、首席機関士、主任機関士、機関士、機関士補)
エンジンの運転や整備、燃料油の管理等を担当します。
機関室
陸上で活躍する!
◆総務業務
政策の企画・立案や総合調整、広報、職員の人事、福利厚生等を行います。
◆経理補給業務
予算の執行、施設や物品等の管理を行います。
◆船舶技術業務
船舶・航空機の建造に関する業務のほか、装備に関する技術の検討等を行います。
◆情報通信業務
情報通信システムの整備、管理や情報管理に関する業務を行います。
◆警備救難業務
領海警備や海上犯罪の捜査、海難救助に関する業務や巡視船艇・航空機の運用調整等を行います。
◆海洋情報業務
海洋調査による海洋情報の収集、収集した情報の提供、海図の作製等、海洋情報に関する業務を行います。
◆海上交通業務
海上交通ルールの設定や航路標識の管理、海難の調査等、海上交通の安全に関する業務を行います。
航空機で活躍する!
◆航空科職員
(航空長、首席飛行士、主任飛行士、飛行士、飛行士補、首席整備士、主任整備士、整備士、整備士補、首席航空通信士、主任航空通信士、航空通信士、航空通信士補)
飛行甲板
航空基地
◆飛行科職員
(飛行長、上席飛行士、主任飛行士、飛行士、飛行員)
パイロットとして運航を担当。また、機長として、その機体の運航・業務を指揮監督します。
◆整備科職員
(整備長、上席整備士、主任整備士、整備士、整備員)
機体整備や燃料油の管理等を担当します。航空機に搭乗し、機体の管理を行います。
◆通信科職員
(通信長、上席通信士、主任通信士、通信士、通信員、主任探索レーダー士、探索レーダー士、探索レーダー員)
通信機器の操作や整備を担当。航空機、航空基地、巡視船等との相互通信を行います。