海上保安レポート 2020

はじめに


TOPICS 海上保安庁、この1年


特集 海上保安庁新時代


海上保安庁の任務・体制


■本編

1 治安の確保

2 生命を救う

3 青い海を守る

4 災害に備える

5 海を知る

6 海上交通の安全を守る

7 海をつなぐ


語句説明・索引


図表索引


資料編

6 海上交通の安全を守る > Column Vol.13 五管区初! LGCによる安全推進活動〜ライジャケは家族にとっても命綱〜
6 海上交通の安全を守る
Column Vol.13
五管区初! LGCによる安全推進活動〜ライジャケは家族にとっても命綱〜
第五管区海上保安本部姫路海上保安部

令和元年10月26日、第五管区海上保安本部姫路海上保安部では防波堤や船舶からの海中転落者対策として、近隣の漁業協同組合員等の子どもたちを第五管区初のLGC(安全推進少年隊)に委嘱し、LGCの最初の活動として、防波堤に安全啓発標語「ライジャケは家族にとっても命綱」を大きくペイントするなどの安全推進活動を実施しました。

姫路市周辺では、毎年、防波堤や船舶からの海中転落事故が発生しており、特に冬季の海中転落事故では死亡事故に至るケースもあります。LGCによる安全推進活動は、子どもたちから、直接家族に救命胴衣着用の大切さを伝えてもらうことがより効果的と考え、実施した取組です。また、安全啓発標語についても漁業協同組合支所長から発案されたものであり、参加した家族や漁業関係者などからも、「救命胴衣着用の必要性を考えるよい機会になった」との声が聞かれ、地域に根ざした活動となりました。

姫路海上保安部ではこれからも地域と密着した活動を継続し、1件でも事故が減少するよう取組を強化していきます。

LGC委嘱式
LGC委嘱式
安全啓発標語のペイント
安全啓発標語のペイント
完成した安全啓発標語
完成した安全啓発標語
集合写真
集合写真